空いた時間を使って、”ちょい稼ぎ”をしてみよう! (Part5) 非日常&趣味で稼ぐ
最大で9連休だった今年の大型連休。
海外旅行へと出かける人たちも増加。
行楽地も人で溢れ、賑わいを見せた。
気持ちとカラダをゆっくり充電できるのが大型連休のメリット。
できればサイフの中身もそう願いたいが、なかなかそうはいかない。
休みが長い分、急速放電するかのようにお金が飛んでいく。
なかには、早くも給料日を指折り数えて待っている人もいるかもしれない(私です…)。
会社員にとって待望のボーナスシーズンが間近に控えているものの、各シンクタンクの予想によると、夏のボーナスは前年よりもさらに減少すると見られており、期待はできない状況だ。
しかも、来月にはボーナス商戦が始まる。
貯蓄傾向がますます進むなか、各企業は消費者のサイフのヒモを緩めようと、あの手この手で策を練る。
自らの懐具合と心の声を無視し、いつの間にか誘惑に負けて財布を開いている筆者のような”意志弱”人間には、煩悩との壮絶な闘いの時期でもある。
「自由になるおこづかいがもう少しあれば…」とは、誰しも願うこと。
懐のゆとりは、気持ちのゆとりにも繋がる。
そうなると、やはり目を向けたいのが副業だ。
前回の「副業で月に5~10万円を目指す」に引き続き、5回目となる今回は、「ユニーク副業&好きなことで稼ぐ」がテーマ。
どうせ時間を費やすのなら、非日常の体験や普段とは違ったユニーク体験でお金を得たい人は少なくないのではないだろうか。
また、本業じゃないからこそ、趣味で稼ぐ副業にも気軽な気持ちでチャレンジできる。
(第1回、第2回、第3回も参照)。
ユニーク副業のなかでも「代行」のおシゴトは注目度も高い。
例えば、結婚式に出席して新郎新婦の知人や同僚を演じる「結婚式や披露宴の代理出席」。
冷暖房完備の素敵な空間で美味しいものが食べられ、さらに労働時間も短いとあって人気を博している。
「話が噛み合わない」とならないように、事前に新郎新婦との関係性など打ち合わせから臨む。
1回につき2~4時間程度で日給は約7,000円~。
土日のシゴトが多いので、会社員の副業向きといえるだろう。また、遺族に代わって墓参りをする「墓参り代行」というユニークなものも。
草むしりなどの掃除をしたり、線香をあげてお墓に手を合わせる。
1墓5,000円~1万円くらいが相場のようだ。
ほかにも、ペットの散歩代行や買い物代行などもあるが、いずれも募集自体は多くない。
そして、「愚痴を聞くだけ」という在宅副業も存在する。
問題解決などをする必要はなく、ただ聞き上手であればOK。
「愚痴聞き」を行う会社にリスニングスタッフとして登録し、携帯やスカイプでお客さんと話す。
時給は1000円~。
ただし、リスニングスタッフになるために高額な研修費が必要なところもあるので、しっかり内容や条件を検討しよう。
「好き」を副業にしたい人には、自分のアート作品を委託販売できる「ART-Meter」はどうだろうか。
こちらは、画家が描いた一点モノの絵画を測り売りで販売するオンラインショップだ。
プロ、アマを問わず、登録すれば誰でも作品を売ることができる(登録無料)。
作品が売れると、55%が取り分として支払われるシステム。
自分の可能性にチャレンジしたい人にはうってつけだ。
ほかにも、オーダーメイドでペットの洋服を作ってネットで販売したり、プラモデルの制作代行を行なう人もいる。
今は、SNSなど宣伝手段がたくさんあるため、販路を広げたり、顧客をつかみやすい環境でもある。
レンタルカフェなどを1日単位で借りて、店を運営する「1日店長」も人気副業のひとつ。
自分の店を実際に持つとなると多額の費用が必要だが、レンタルカフェなら、場所代と材料費のみ。
リスクを伴わないのも魅力だ。
以前、「将来のカフェ経営のシミュレーションとして、週に1度カフェを開く」という女性を取材したが、本業の人脈形成にも一役かっていた様子。
オリジナルのたこ焼きメニューなど、自分らしさを取り入れ、充実した時間を過ごしながら月に約5万円の副収入を得ていた。
ほかにも、レンタルスペースを借りて月に数度、カラーセラピー診断やネイルサロンを開く女性なども。
店を構えるリスクもなく、オーナー気分が味わえる。
クロスワードの「パズル作家」を副業に選ぶ人もいる。
カックロ、スリザーリンク、スラローム――。暗号のようなワードだが、これらはすべてパズルの名称。
パズル雑誌に投稿したり、パズルの専門会社に問い合わせてパズル作家への道を探るのが王道だ。
クロスワードなら、1つの作品で2000円~1万円くらいが報酬になる。
ネットの発達により、副業の可能性は大きく広がった。
一昔前までは、「好きなことで稼ぐ」には、どこか店舗にお願いをして作品を置いてもらうなど、手間と労力の非常にかかるものだった。
しかし今は違う。
スマートで気軽に「好きを副業に」できる時代になった。
副業だからこそチャレンジできる趣味系オシゴトは、「楽しんでナンボ」。
個性を生かした副業で、日頃のストレスも発散してしまおう。
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