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空いた時間を使って、”ちょい稼ぎ”をしてみよう! (Part6) ”不用品”を生かす

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空いた時間を使って、”ちょい稼ぎ”をしてみよう! (Part6) ”不用品”を生かす
引越しシーズンがピークを迎えるのは、2月末から4月上旬。

進学や就職、人事異動などにより、日本全国で一斉に人が動き、それに伴って役所も手続きを待つ人たちで賑わう。

しかし、実は6月もまた第2の引越しシーズンだ。

「何も梅雨のこんな時期に…」と思ってしまうが、ジューン・ブライドの結婚シーズンでもあり、この時期に人事異動をする会社も多い。

引っ越しや異動で身の回りを整理するときにやっかいなのが、”不用品”の処理。

なかには、まだまだ使えそうなモノや失くしたと思っていた探しモノが見つかるといった”プチ宝探し”的な楽しみもあるが(その度作業が止まり、脱線するという難点も…)。

問題は「使えないわけじゃないけれど別に必要でもない」といった中途半端なアイテムたち。

捨てるには忍びないが、取っておくにはスペースのムダになる。


おまけに、モノを捨てるのだってタダじゃない。

パソコンひとつとっても約3,000円ほどのリサイクル料がかかるし、家具などを処分するのもいちいちお金がかかる。

以前筆者が引っ越した時も、家具などを業者に引き取ってもらったが、数万円が飛んで行った。

副業シリーズ最終回となる今回は、そんな不用品を賢くお金に変える方法に目を向けてみたい。

副業とは違うが、プチ稼ぎの手段としては有効だろう。

また、引越しの予定がなくても、身の周りの不用品で小遣い稼ぎができるのは嬉しいものだ。

買い換えにより出番をなくした家電類や機種変更で役目を終えた携帯電話、さらには片方だけのイヤリングや切れたネックレス、放置したままの株主優待券……自宅に眠るそんな不用品だって実はお金に変わる宝の山――。

いざ、「我が家の埋蔵金」探し!まずは、デジタル家電から。


オークションを除けば、家電量販店の「ソフマップ」やリサイクルショップの「ハードオフ」などに持ち込むのが一般的だ。

他のリサイクルショップでも買い取ってはくれるが、値段が安くなるケースが多い。

以前、雑誌の取材で持ち込み査定をした際、年数が新しいものや人気機種などはソフマップなどの専門店、趣味性の高いものや楽器などはハードオフが強かった。

パソコンの買い取りはXP以降、オフィス内蔵のものはプラス評価になる。それ以外でも状態によっては値が付くが、バッテリーやアダプターなどの付属品がないと買取不可や減額対象になる。

ただし、ハードオフでは壊れたパソコンもジャンク品として買い取ってくれる。

引き取りのみという場合もあるが、約3,000円のリサイクル料が節約できるのは嬉しい。

デジカメは定番モデルほど値が付きやすいが、2年前、筆者のコダック二眼デジカメを査定してもらったところ、専門店では安値査定だったが、ハードオフで意外な高値がついたことがあった。


ひとつの店で値段がつかないモノでも、別の店に持ち込んでみる価値はあるだろう。

使用済みの携帯電話もお金にかわる。

売却の際は、個人情報をしっかりと消しておこう。

質屋の大黒屋などでも買取可能だ。

部屋を探せば意外と眠っているのが金券類。

こちらは金券ショップに持ち込もう。

ただし、店によって買取価格も違ってくるので、できれば金券ショップが乱立している激戦地で比較してから売るのが得策だ。

通常のギフト券などは時期によってたいして買取価格に違いはないが、レジャー系のチケットの場合、オフシーズンは値段が下がる傾向にあるため、行楽シーズン手前で売ってしまいたい。


また、株主優待券は、有効期限が短くなるほど買取価格も暴落。

「手元に届いた株主優待券はできるだけ早く売る!」を頭に入れておこう。

特に春の優待券は、夏前までに売却を。

夏休みの時期をすぎると値段が下がることが多い。

ちなみに筆者が所有していた2,000円程度のレジャー系優待券の場合、オンシーズンは800円程度の買取だったが、オフシーズンになると、100~200円程度だった。

親や兄妹などに、使っていない株主優待券などがないか、聞いてみるのも手だろう。

海外旅行で余った外貨やコインも、金券ショップによっては両替が可能。

なかには、円高になると外貨を買いつけておく投資目的の人もいる。


ちなみに金券ショップは、外貨両替のレートがオトクなため、海外旅行前に寄る人も多い。

テレホンカードは新品であれば、通話料金の支払いにあててしまおう(NTT持ち込み・要手数料)。

絵柄によってはオークションで高値がつくものもある。

金相場が上がっている今、売り時なのがジュエリー類。金の価格自体は地金相場で決まるが、買取価格は店によって結構違う。

なかでも、高値で買い取りしてくれやすいのが宝飾専門店やチェーン展開している質屋。

リサイクルショップの場合、かなり値段が下がることが多い。

ちなみにGPと刻印にあるものはメッキなので買取不可になる。


モノを売却するときには、通常、状態によって値段が変わるものだが、金に関しては関係ない。

地金としてグラム価格での買い取りになるため、切れてしまったネックレスや汚れた金のジュエリー、片方だけのイヤリングやピアスなど、金であれば何でもOKだ。

入れ歯だって例外ではない。

刻印の入った指輪なども大丈夫。

別れた恋人とのペアリングや離婚した夫婦の結婚指輪……手元に置いておいていいことなんてあるだろうか。

思い出も一緒に売り払い、心機一転スッキリしてしまおう!ただし宝石類となると、価値はグッと下がる。

元値の1/10程度の買取価格がせいぜいというところ。

さらに宝石類の需要が冷え込んでいる今、売却もなかなか厳しいのが現状のよう。


やはり、金は強かった――。

また、リサイクルショップのなかには一斉にまとめて出張査定してくれるところもある。

一つ一つの買取価格は安くなるが、持ち込む手間と処分費用を考えると、時間と労力のオトク度はかなり高いだろう。

以前、「家中のモノを丸ごと査定」取材をした際、12年ものの電子レンジに500円、古いギターに数万円、ジャンク品のユニークアイテムに4,000円の値段が付くなど、買取ジャンルの幅広さと意外なモノに需要があることに驚かされた。

おまけに運び出しも無料でしてもらえるため(業者による)、不用品処分のお金がかからず済む。

引越し前に知っていたら…と思わず、本気で悔やんだ。

業者の方いわく「査定は第一印象が大きく、あとは状態や需要で値段が変わる。

キレイに掃除してあるだけで買取価格が上がる場合もある」とのこと。

部屋も片付き、お金も入る――。

”断捨離”を兼ねたそんな「我が家の埋蔵金」探し。

身近なところに意外なお宝が眠っていないか、探してみるのも面白い。

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