2012年も業績拡大が予想される米国企業
企業動向予測調査は、米国の製造業と非製造業の購買担当役員にアンケート調査を実施し、半期に1度作成されています。
今回の調査において、特に景気への影響が大きいとみられている製造業では、2012年の売上高が、前年比平均4.5%増と前年実績の同7.0%増から減速する見通しですが、2011年の業績を上回るとした回答者が全体の66%に上り、その平均は同9.5%増となる見通しです。
また、設備投資額は同6.2%増、雇用者数は同1.4%増と予想されています。
非製造業については、2012年の売上高が前年比平均4.8%増と前年実績の同1.5%増よりも高い伸びとなるほか、設備投資は同3.6%増に、雇用者数は同1.9%増と予想されており、製造業同様に、良好な見通しとなっています。
今後、欧州債務問題が米経済にマイナスの影響を与え、企業活動が足踏みする可能性には注意が必要ですが、上述の前年からの伸び率に加え、製造業では18業種中16業種が、非製造業では17業種中17業種が今年の成長を見込んでいることは、米企業のファンダメンタルズの強さを示しているとみられます。
(※上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません。
)(2012年5月10日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。
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