東京都交通局、都営地下鉄全駅に帰宅困難者向け備蓄品5万人分を配備
東京都交通局は28日、都営地下鉄のすべての駅において、帰宅困難者向けの備蓄品の配備が完了したことを発表した。
昨年の東日本大震災では、20時40分に大江戸線が全線運転再開、残る3路線も22時までに運転再開するなど、比較的迅速に対応した都営地下鉄だが、一方で各駅に帰宅困難者が集中し、混乱をきたすなどの課題も残った。
これらを踏まえ、東京都では帰宅困難者対策として、本年度中に都営地下鉄全駅にて備蓄を進める方針を明らかにしていた。
備蓄品目は飲料水と防寒用シート、簡易マットで、備蓄数は都営地下鉄全101駅に計5万人分。
28日をもって配備が完了したとのこと。
首都直下地震の発生などによる帰宅困難者らの混乱を防ぎ、一時的に駅構内で保護する際に必要な物資として備蓄される。
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