くらし情報『「世界最大級の機関投資家」による新興国の成長を取り込む運用が始まる』

「世界最大級の機関投資家」による新興国の成長を取り込む運用が始まる

「世界最大級の機関投資家」による新興国の成長を取り込む運用が始まる
世界最大級の資産規模を持つ日本のGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が、今年6月にも、新興国株式への投資を行なう予定であることが明らかとなりました。

新興国株式への当初の投資額は1,000億円程度と見込まれていますが、投資のノウハウなどを蓄積したうえで徐々に投資額を増やす方針とされています。

GPIFは、日本の公的年金(厚生年金と国民年金)の運用を担う組織で、その運用資産総額は108.13兆円(2011年12月末現在)にのぼることから、「世界最大級の機関投資家」と呼ばれています。

現在のGPIFの運用規則では、外国株式への投資は、原則として先進国株式に限定されていることから、今回、規則を見直し新興国株式にも投資が行なえるようにする見通しです。

新興国株式への投資にあたっては、新興国21ヵ国の株式で構成される「MSCIエマ-ジング・マーケット・インデックス」をベンチマークとして採用し、外国株式の運用の一部を新興国の株式に振り向ける予定です。

世界経済における新興国の存在感は年々高まっており、その経済成長の高さに加え、経済規模も先進国を上回ると予測されています。

近年、民間の企業年金などでも新興国株式を運用対象に加える動きが拡がっていますが、GPIFにおいても今回の新興国株式投資の開始によって、新興国の成長を取り込む運用への第一歩を踏み出すこととなります。

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