2012年5月25日 23:45
週末の寝だめは逆効果!? 睡眠に関するセミナーが開催
製薬会社アステラスと、医薬品の開発・製造・販売を行うサノフィ・アベンティスは、22日「睡眠と日中パフォーマンスの関連性~睡眠の質を上げるには~」と題し、睡眠に関するメディアセミナーを開催した。
セミナーでは、睡眠障害の治療を行うスリープ&ストレスクリニック院長の林田健一氏が、日米仏の成人に対して行った不眠に対する意識や行動の調査結果を報告した。
調査対象は日本人3,282人、アメリカ人1,725人、フランス人1,966人の合計6,973人。
2011年8月18日から24日の間にインターネットにて行われた。
調査の結果、日本人に特徴的であったのは次の4点である。
(1)米仏と比べて、日本では飲酒頻度が高く、運動頻度が低い。
(2)日本人は「一人で」、「長時間屋内におり」、「パソコン作業を多くする」ことが多い。
(3)日本人の睡眠時間は米仏人より短く、平均睡眠時間が6時間未満の人が全体の19.8%を占める。
(4)3カ国中、睡眠に対する満足度は日本がもっとも低く32.1%。
同氏は、特に4つ目の特徴である日本人の睡眠の満足度の低さが問題であるとし、睡眠時間を適切にとる必要があると述べた。