”投資したい地域”の1位は成長期待で「アジア」、資源豊富「オセアニア」2位
同調査は、4月23日~28日の期間にインターネット上で行われ、20~60代の男女504名から有効回答を得た。
まず、所有する金融資産の中で、預貯金に回すより、投信に回してもいいと思う割合を尋ねたところ、最も多かったのは「5%以下」で20%。
次いで、「5%~10%」「20%~30%」「50%以上」が同率の17%で並び、以下、「10%~20%」が16%、「30%~40%」が7%、「40%~50%」が5%との順となった。
続いて、実際に投資しているお金の割合を聞くと、「50%以上」が最多で24%。
次いで、「5%以下」が19%、「10%~20%」が16%、「20%~30%」が15%、「5%~10%」が11%、「30%~40%」が10%、「40%~50%」が6%となった。
余裕資金の使い方について、2011年12月末の回答結果と比較してみると、2011年12月末は「国債のようにある程度リスクを抑えられ、大きなリターンを期待できなくても、少しずつ増やしていける商品」(35%)が最も多かったのに対し、今回は「インデックスファンドのようにある程度のリスクを冒しながらも、そこそこのリターンを期待できる商品」(33%)が首位を獲得した。
投資してみたい地域を複数回答方式(3つまで)で質問したところ、ほぼ半数の47%が「アジア(除く日本)と回答。
以下、「オセアニア(オーストラリア・ニュージーランド)」が33%、「日本」が26%、「南米」が24%、「北米」が16%、「アフリカ」が13%、「ヨーロッパ」が10%、「中東」が9%と続いた。
一部の国が債務危機に陥るヨーロッパや情勢不安定の中東は低い数字にとどまっており、リスクを回避する傾向が浮き彫りになった。
それぞれの地域を選んだ理由を見ると、1位の「アジア(除く日本)」は回答者の90%が「成長性がある」を挙げた。
2位の「オセアニア」は「資源が豊富」(63%)「安定性がある」(49%)、3位の「日本」は「割安な水準まで値下がりしてきた」(41%)「安定性がある」(40%)などの理由が多かった。また、投資信託への関与ならびに経験度から、全調査対象者を4つのグループに分けて、この結果を分析したところ、「過去の投資信託保有者」「投資信託以外の投資経験者」「投資未経験者」の3グループは、「アジア(除く日本)」「オセアニア」「日本」を上位3地域に選択した一方、「現在の投資信託保有者」のグループは、「アジア(除く日本)」「オセアニア」に加え、「南米」を上位3地域に選んだことが分かったという。
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