一条工務店グループ、浜松市沿岸の「防潮堤」整備費用として300億円を寄附
静岡県は12日、浜松市沿岸域の防潮堤等の整備に関する、同県、一条工務店グループ、浜松市の三者による基本合意について発表した。
基本合意によれば、一条工務店グループは、静岡県に対し浜松市沿岸域の防潮堤整備に用いる費用として、2012年度、工事の進捗に応じて2013年度以降の2カ年度において各100億円、合計300億円を寄附する。
静岡県は、できるだけ早い時期において、防潮堤の整備に着工し、これを竣工。
工事対象区間は、浜名湖入口東岸から天竜川西岸までの約17.5㎞とする。
防潮堤の規格は、静岡県第4次地震被害想定の前提となる津波高を上回る高さを確保するものとし、三者協議の上、十分な安全性が確保できる構造、強度等とする。
また静岡県は、馬込川河口部の津波対策として、三者協議の上、水門整備など必要な対策を迅速に行う。
一方、浜松市は、防潮堤整備に必要となる土砂を確保するとともに、防潮堤の整備等に関する地域住民の協力、理解促進のため、県と連携・協力して住民・各種団体等への説明を行うとしている。
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