その症状、脱水症状かも!? 65歳以上の4割が「かくれ脱水」の可能性
脱水状態に対する正しい知識と予防方法・対処方法の啓発を目的に発足した『教えて!「かくれ脱水」委員会』は、65歳以上のみの世帯で暮らす首都圏在住の男女を対象に、「熱中症に関する実態・意識調査」を実施。
その結果について発表した。
調査は2012年6月8日~6月10日に、65歳以上のみの世帯で暮らす首都圏在住の男女各150名ずつ計300名を対象にインターネットで実施した。
まず、この1年間に熱中症/脱水症になったことがあるかを聞いたところ、熱中症を自覚している人は6.7%。
脱水症に至っては、わずか3.3%という結果になった。
熱中症は、体の脱水状態が進んでおこるが、脱水状態は症状が出るまで気づきにくい。
そのため、多くの人が深刻な脱水の一歩手前の状態を自覚することができていないと考えられる。
また、この1年間で、特に夏に感じる体の状態を聞いたところ、「だるくなる」(27.7%)、「食欲が低下する」(16.0%)、「元気がなくなる」(13.0%)、「体がほてる」(10.7%)などが上位にランクイン。
52.3%の高齢者が、夏季に脱水状態が疑われる何らかの症状を経験していることが分かった。