「BOBSON」ブランドのジーンズメーカー、ボブソンが破産手続き開始決定
帝国データバンクの大型倒産速報によると、ジーンズメーカーのボブソンは、6月1日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。
破産管財人は平山隆幸弁護士(新宿区新宿2-9-22、電話03-5363-7391)。
債権届け出期間は7月6日までで、財産状況報告集会期日は9月25日午前10時。
帝国データバンクによると、ボブソンは、2009年8月に経営コンサルなどを手がけるマイルストーンターンアラウンドマネジメントの出資により、旧・ボブソンが手がける「BOBSON」ブランドの企画・製造・販売を引き継ぐ目的で設立。
2009年10月に事業譲渡に関する契約を締結、同年11月に正式に事業譲渡され営業を開始した。
旧・ボブソンは、1948年6月に創業、1950年12月に法人改組されたジーンズメーカー。
「BOBSON」ブランドで高い知名度を誇り、レーヨン素材のジーンズ製品で人気を集め、技術開発力にも定評があった。
1992年にはJリーグのオフィシャルスポンサーを務めるなど、話題づくりにも注力。
直営店などによる小売りも手がけ、2005年5月期には年売上高約128億円を計上していたという。
だが、帝国データバンクによると、近年は激安ジーンズの登場により、価格競争が激化。