2012年6月7日 10:59
「気象予報士」になるにはどうすればいい? いくらかかる?
気象予報士の試験は難関として知られています。
非常にステータスの高い資格であることも確かです。
では、気象予報士になるにはどうすればいいのでしょうか? またそのためのコストは? 一般財団法人 気象業務支援センター 気象予報士試験事務担当 常務理事の迫田優一さんにお話を伺いました。
――そもそも気象予報士の資格ができた経緯は?平成6年(1994年)から始まった資格です。
それまで一般向けの天気予報というのは、気象庁が作ったものをマスコミなどに配布していたわけです。
というのは、気象予報というのは「防災」という側面が強いものですから。
――なるほど。
平成5年に気象業務法が改正されて予報業務が自由化されることになり、独自の気象予報というのを気象庁以外で作ってもいいよ、と決められたんですね。
ただし、重要な条件が2つありました。
1つは気象庁が発表する警報などの防災に関する情報と矛盾しない予報とすることです。
もう1つは「気象予報を出すのは必要な知識と技能を持った人でなければならない」ということです。
――この2つ目の条件を満たすための資格が気象予報士なんですね?そういうことですね。