今年の夏も「冷やしごはん」ブームは続く?つけだれタイプが今年のトレンド
今年の夏、「冷やしごはん」メニューをどう活用するのか、20代~40代の主婦を対象に調査を実施した。
調査は20~40代の既婚女性500人を対象に、4月10日~12日にインターネットで実施した。
「冷やしごはんを使ったメニューを知っていますか?」という質問に対し、69.8%が「知っている」と回答。
「知っている」と回答した主婦のうち、去年「冷やしごはん」を食べた主婦は3人に1人の割合だった。
食べた「冷やしごはん」のメニューは、家庭では「冷やし茶漬け」(81.4%)がダントツの1位。
次いで「冷やしカレー」(15.5%)、「冷やし雑炊」(14.4%)だった。
飲食店で食べたメニューは「冷やし茶漬け」(31.6%)がトップで、「冷やしカレー」(21.1%)、「冷やしカツ丼」「冷やしクッパ」(同率15.8%)、「冷やしリゾット」(10.5%)の順となった。
「冷やしごはん」を初めて食べた時期を聞くと、約半数が「去年」と回答。
そのうちの約8割が「今年も食べたい」と回答するなど、「冷やしごはん」は去年をきっかけに始まった夏の新しい食トレンドだと考えられる。
「冷やしごはん」を使った料理は、夏の定番料理になりつつあるかどうかを聞いたところ、36.2%が「定番になりつつある」と答えている。
マーケティングライターで世代・トレンド評論家の牛窪恵さんは、「今年の夏は、去年並みか例年と同じぐらいの暑さが予想され、節電による“暑い夏”は全国規模になると見込まれている。
“冷やし”が重要なキーワードになることは確実で、「冷やしごはん」は去年以上に注目される」と言う。
さらにこの夏ヒットしそうな「冷やしごはん」のスタイルは「ごはんの上にいろいろな食材をのせ、つけだれをかけて食べる「ごはん版冷やし中華」的なものではないか。
つけだれの味を変えることで、同じ食材でも食べ飽きずおいしく食べることができる」とコメントしている。
また、料理研究家の松田美智子先生は家庭で作れる新しい「冷やしごはん」レシピを紹介している。
冷やしごはんの上に、梅干しの果肉(たたいて細かくしたもの)、じゃこ、大葉の千切り、しょうがのみじん切りをのせ、冷たいウーロン茶をかければできあがり。
ごはんは土鍋で炊いたものが、冷やしごはんに合うという。
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