「人並み以上に働きたい」新入社員が半数近くに - 就職バブル期に比べ急増
日本生産性本部と日本経済青年協議会はこのほど、2012年度(平成24年度)新入社員を対象に実施した「働くことの意識」調査の結果を発表した。
調査期間は3月12日~4月30日、対象は今年度の新社会人研修村に参加した新入社員全員で、有効回答者は2,036名。
同調査で、入社した会社でずっと働きたいと思うかと尋ねたところ、「定年まで働きたい」との回答は34.3%で過去最高を記録。
一方、「状況次第で変わる」は31.4%だった。
2000年前後は「状況次第でかわる」が「定年まで働きたい」を大幅に上回っていたが、その後は「定年まで働きたい」が増加する傾向にある。
これについて同調査は、安定志向が強まっている可能性があると分析している。
「第一志望の会社に入れた」人は60.9%で、2011年の56.6%からやや回復した。
人並み以上に働きたいかとの問いに対しては、47.7%が「人並み以上」と回答し、一時的に就職バブル期だった2008年の38.5%と比べると9.2ポイント増加。
反対に「人並みで十分」は45.1%となり、2008年の51.9%から6.8ポイント減少した。
仕事中心か(私)