くらし情報『マネーのトリビア (24) 「保険」と「共済」ってどこが違うの?』

マネーのトリビア (24) 「保険」と「共済」ってどこが違うの?

マネーのトリビア (24) 「保険」と「共済」ってどこが違うの?
保険は「亡くなったとき」「病気で入院したとき」「火災などで損害をこうむったとき」「交通事故を起こしたとき」などに保険金や給付金が支払われますが、それと同じようなものを共済でも扱っています。

保険と共済ってなにが違うのでしょうか。

このシリーズの第8回で書いたように、保険には生命保険と損害保険がありますが、生命保険会社も損害保険会社も金融庁の認可を受けた会社で、不特定多数の人を対象にして保険を販売しています。

一方共済は、特定の団体に属する組合員が、亡くなったときや災害にあったときになどに助け合うための仕組みで、営利を目的としていない点が保険と大きく違います。

1年間に組合員から集めた掛け金(保険でいう保険料)が、その年に支払った共済金(保険でいう保険金・給付金)や経費の総額を上回って剰余金が出た場合は、それを組合員に割戻金として払い戻します。

また共済は生命保険と損害保険に分かれておらず、1つの共済で両方を扱うことができるのが特徴です。

保険会社は保険業法という法律によって規制されていて、万一破たんした場合に加入者を保護する制度も整えられています。

同じように共済の中でも大手のものは、それぞれ所轄する官庁の監督を受けています。

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