口コミで知る全国のご当地グルメ (3) 西洋と東洋の味がミックスして生まれた、門司港の「焼きカレー」
福岡県北九州市の「焼きカレー」九州の最北端に位置し、明治から戦前にかけて国際貿易港として繁栄した港町・門司港(福岡県北九州市)。
今でもその時代の栄華を伝える洋風建築が残されており、「門司港レトロ」として親しまれている。
そんな門司港では早くから洋食文化が育まれ、西洋と東洋が融合した「焼きカレー」というハイカラなメニューが誕生した。
余ったカレーをグラタン風にオーブンで焼いたところ、実に香ばしくおいしく仕上がったため、お店のメニューとして客に提供したのが始まりと言われている。
現在では、門司港周辺で焼きカレーが楽しめるお店を紹介した「焼きカレーマップ」も作成され、門司港のご当地グルメとして定着している。
お店の数は20店舗以上あり、ライスやルー、トッピングはお店によってさまざま。
ご飯の上にたっぷりかけられたカレーに、チーズや玉子、エビ、また、 関門海峡を挟んで対岸に位置する下関(山口県)の名物・フグなどが盛られた、ボリューム満点の一品だ。
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