景気回復局面での強さに期待、単位型投信『日本低位割安株ファンド'12-08』
日興アセットマネジメントは9日、単位型投信「日本低位割安株ファンド’12-08<愛称:「龍視眈眈Ⅱ」>」を8月8日に設定、運用を開始する予定であると発表した。
募集は7月25日から8月7日まで、SMBC日興証券で行う。
「日本低位割安株ファンド’12-08<愛称:「龍視眈眈Ⅱ」>」は、景気回復局面で強い反発力をみせる傾向にある低位株を投資対象とする。
負債比率などの財務体質の健全性やPBRやPER、配当利回りなどのバリュエーション面での割安度などを考慮して銘柄を選定し、景気回復局面における相場上昇を積極的に捉えることをめざす。
基準価額が11,500 円以上になった場合には、安定運用に移行した後、繰上償還する。
日興アセットマネジメントによると、日本経済は復興に向けた動きの本格化などにより、2012年以降、回復の足取りを固めていくと見込まれている。
また、企業業績についても2012年度は増益の見通しという。
一方、日本株式市場は、世界景気の先行き不透明感などを背景とする投資家のリスク回避姿勢の強まりに押される形で、この6月初めにTOPIX がバブル崩壊後の安値を更新。
こうしたことから、バリュエーションから見た割安感が顕著となっているだけでなく、他国との比較における出遅れ感が強まっている。