プリペイド女子が語る!『Vプリカ』、その”意外”な活用法とは?
Vプリカは、ネットでのクレジットカード決済が不安だという人でも、カード発行無しで安心・安全にネットショッピングが楽しめるのが特徴だ。
プリペイドでありながらVisaオンライン加盟店であれば、世界中のサイト(月次課金など一部サイトを除く)で利用できるため、クレジットカードを入力するのが不安だという人にとってはうってつけのサービス。
今回は、あらためて『Vプリカ』の特徴について、ライフカードの三井真実さんにインタビューした。
ここで、あらためて、『Vプリカ』について振り返ってみたい。
Vプリカは、カード発行無しの国際ブランド(Visa)付きプリペイド(前払い方式)。
Vプリカを購入するには、会員登録し、アカウントを開設。
コンビニのチケット端末や、クレジットカード、ペイジーで購入することができる。
購入できる券種は、3,000円 / 5,000円 / 10,000円 / 20,000円 / 29,000円の5種類。
クレジットカードに必要な本人確認資料や審査が不要で、18歳以上であれば24時間365日購入可能。
ネットショッピングに必要なカード番号や有効期限等は会員専用画面「Myページ」で確認でき、同じページ内で利用明細や残高も確認できる。
残高が無くなった時点で、Vプリカのカード番号は無効になるので、使い過ぎや万一の情報流出にも安心な設計。
また、一時的にカード番号を無効にする「セキュリティロック」機能も付帯しており、ユーザーにはうれしいサービスである。
ビザ・ワールドワイドの調査によると、ネットショッピング決済時にメインカードを利用する人が9割を超える一方、クレジットカード決済経験者の3割近くがメインカード利用に不安を抱いているという。
ライフカードではこのようなユーザーの声に応えるために、より安心・安全・便利にネットショッピングが楽しめるように、2011年6月30日、『Vプリカ』を発売するに至った。
以下では、発売から約1年たった今、『Vプリカ』がどのように利用されているかなどについて、ライフカード プリペイド事業推進課の三井真実さんにインタビューした内容を紹介したい。
――あらためて、御社で『Vプリカ』を開発・発売した狙いをお聞かせください。
まず、他の会社で発行していないものを、というような意識はありました。
ネットショッピングはどんどん普及していますが、クレジットカードを持っていない人は、ネットショッピングを利用する機会が限られてきます。
特に、海外サイトなどを利用したい場合は、クレジットカード決済でないと利用が難しい場合が多くあります。
クレジットカードを持っていない人でも、ネットショッピングを楽しんでほしい、そのための先駆けになるようなサービスとして、『Vプリカ』を開発・発売しました。
また、クレジットカードを持っている人でも、個人情報などの観点から、カード番号などをネットで入力するのが不安という人も数多くいます。
『Vプリカ』は、残高が無くなった時点で、カード番号は無効になるので、そういった人達に対しても、安心・安全にクレジットカード利用する手段として、『Vプリカ』を使っていただきたいという思いもありました。
――なるほど。
どんな人でも安心・安全にネットショッピングを楽しむことができるように、『Vプリカ』を開発されたのですね。
開発に本格的に着手したのは、いつごろになるのでしょうか?2010年の秋にプロジェクトチームを発足させ、本格的な開発に入りました。
ASPサービスを利用したので、約半年でリリースできました。
――『Vプリカ』をネット専用のカードにしたのはなぜですか?やはりこれからの時代、ネットショッピングがますます伸びていくだろうという展望があったからです。
また、リアルのプラスチックカードを作らないため、コストが削減できるという狙いもありました。
――ネットショッピングを利用する方々はさまざまな層にまたがると思いますが、『Vプリカ』はどのような顧客層を想定していましたか?20代~30代のネットショッピングの利用に慣れている男性が主な顧客層になると想定していましたが、実は当初あまり想定していなかった使われ方をしていることが、発売してから分かりました。
というのも、海外のオンラインゲームの需要が、相当数あることが分かったのです。
海外サイトはクレジットカードしか決済手段がない場合が多いですが、リアルのクレジットカードを使うのは少し怖いという方もいらっしゃると思います。
『Vプリカ』であれば、セキュリティロックもかけられますし、VISA認証サービス(3-Dセキュア)も搭載していますので、安心して利用できます。
ですので、海外のオンラインゲームを利用する際、私どもの『Vプリカ』を使っていただく方が、非常に多くなっているのです。
――そのほかに意外な使われ方をしていたというのはあったのでしょうか?アマゾンでの利用などが多いのも、嬉しい”想定外”のことでした。
例えば、無名のサイトや海外サイトであれば、クレジットカードでネットショッピングをするのが不安ということで、『Vプリカ』を利用する人が多いことは予想できていたのですが、国内の有名大手サイトを利用するのが不安という人がそれほどいるとは見込んでいませんでした。
――なるほど。
嬉しい”意外”な使われ方をするケースも多かったのですね。
そのほかに、例えば、こんな人に使ってほしいというのはありますか?さきほど、20代~30代のネットショッピングの利用に慣れている男性をコアの顧客層として想定していたという話をしましたが、例えば、主婦の方々にもぜひ『Vプリカ』を使っていただきたいですね。
主婦の方でオンラインゲームが好きな方は数多くいらっしゃいます。
『Vプリカ』は使える金額が決まっているので、決められた範囲内でお金を使うことができ、使いすぎを防止することができます。
それと、やはり女性は買い物が好きですし、特に今は円高の影響で海外サイトで安く購入できたりするので、ネットでのクレジット決済は怖いなという女性には”響く”サービスとなっていると思います。
また、Vプリカのそれぞれのカードには、用途別など名前を自分で付けることができます。
例えば、「ゲームサイト用」「アプリ用」などですね。
そうすれば、家計簿的な使い方もできると思います。
ちなみに私は、「魔法のカード」と名づけて利用しています(笑)。
また、学生の方々にも利用してほしいと考えています。
学生さんはクレジットカードを持っていない人も多いと思いますので、審査不要ですぐに使えるVプリカは大変便利です。
普通のネットショッピングはもちろんのこと、アプリなどをネットで買う際に、利用いただけたらと思います。
親御さんが、『Vプリカ』を、仕送り代わりに学生の方に送るというのも、一つの使い方ではないでしょうか。――実は私の母親も、以前はインターネットすらやっていなかったのですが、最近ネットを使うようになって、頻繁にネットショッピングをしているようです。
そうした、中高年の利用というのは見込まれますか?そうですね。
中高年の方はネットでの買い物にクレジットカードを使うのは不安という人も多いと思います。
ネットショッピングの買い物の導入というか、入門としても、『Vプリカ』を使っていただくというのは、非常にいい事だと思います。
私も先日、母の日にVプリカギフトを送りました。
「ネットでも安心・安全なんだよ」と言って送ったら、その「安心・安全」という言葉が響いたみたいで、それからは自分でも頻繁に利用しているようです。
最近では、体重計を買ったと言っていました(笑)――20~30代の男性だけでなく、主婦から学生、高齢者の方々まで、幅広い層の利用が今後も見込まれそうですね。
最後に、ネットショッピングは今後どういう発展をし、『Vプリカ』は、どのような使われた方をされるとお考えですか?スマートフォンの普及などもあり、ネットはますます身近なものになっていくと思います。
また、購入対象も、音楽や映画、電子書籍などのコンテンツがどんどん広がっています。
そうしたものを買う際に、安心・安全・便利に利用できる『Vプリカ』を活用していただくシーンは、ますます多くなっていくのではないでしょうか。
――『Vプリカ』について、本当に良く分かりました。
本日はありがとうございました。
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