長い触手に要注意! 海の危険生物「ハブクラゲ」展示開始 -沖縄美ら海水族館
沖縄美ら海(ちゅらうみ)水族館(沖縄県国頭郡本部町字石川424番地)では、同館「サンゴの部屋」の円柱水槽にて、夏場に被害が多いハブクラゲの展示を開始した。
ハブクラゲは、5月~10月ごろ発生する猛毒のクラゲで、特に7月~9月に被害が多くなる。
沖縄県内のほぼ全域に分布し、大きいものでは、傘の高さが10cm以上、触手は150cm以上になる。
水深が50cm程度の浅い場所にも現れ、被害を防ぐためには、クラゲ侵入防止ネットの中で泳ぐことを推奨している。
ただ、非常に強い毒をもつ危険生物のハブクラゲだが、その透明で美しい傘と優美な触手、ゆったりと漂うような動きで、入館者の人気を集めているという。
長期飼育が難しい生き物だが、同館では、ハブクラゲが沖縄の海で多く目撃される時期(6~9月)にあわせて展示を行い、その危険性について紹介し注意を呼びかける。
同館では、「ぜひこの機会に、ハブクラゲの展示を多くの方にご覧いただき、危険性についての理解も深めていただければ」と話す。
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