子どもが夢中で学ぶ! 年齢別で見る積木の遊び方 (2) 積木の量とバリエーションを増やして深まる、1歳半~2歳半までの積木の世界
最初の積木は持ちやすくて重みのあるものがいいが、その次の積木として「ケルンブロック」のようなサイズの異なる積木を選んでみるのもいいだろう。
まず「見立て遊び」。
積木を単純にくっつけたり離したりしていた子どもが、机やイスのような形を意識せずに作り上げることもある。
子どもが表現したものがある形に似ていたら、それを子どもが感じているかどうかに注意を傾け、少しでも感じていそうな気配があれば語りかけるといい。
もし子どもの遊びが行き詰まっていると感じることがあれば、形を少しずつ変化させ、「これなーんだ?」と子どもに語りかけるといいだろう。
また、子どもは8個の立方体を使って点対象のパターンを作り出すことがある。
これらは花や星のような「完成された美しい形」として、子どもの心を捉える。
こうした遊びが「パターン遊び」だ。
例えば、4つの立方体は中心にくっつけ、他の4つはその周りを囲むように置いてみる。
周りの4つのパターンを変えるだけで、また別の美しい形を作ることができる。
こうした変化の過程で「きれいだね!」と声をかけてあげると、形の変化の認識とともに「きれい」という意味も理解し始める。