消費増税に備える! 柳澤美由紀の”生活防衛術” (8) ”自動車保険料”アップを抑えるポイント『KTM』って何?
クルマを愛する家庭にとってガソリン代、車検費用、自動車保険料は欠くことのできない必要経費。
なくてはならないものだからこそ、コストは最小限に抑えたいですよね。
しかし、自動車保険の損害率(損保会社が受け取った保険料に対する支払った保険金の割合)は上昇傾向が続いています。
1995年度の損害率は59.1%でしたが、2010年度は71.4%に。
15年間で10%以上、損保会社の収益は悪化しているのです。
これをうけて損保各社では、ここ数年自動車保険の改定を行っています。
2013年もノンフリート等級などの大きな見直しが行われる予定です。
値上がりにつながる改定が続いているだけに、自動車保険料を抑えるコツ(KTM)を身に付けて、保険料アップに負けない知力を養いましょう。
自動車保険は生命保険と違って、受け取る保険金の金額を下げて保険料を安くすることが難しい保険です。
対人賠償、対物賠償は事故の相手や場所を選べないことを考えると「無制限」に設定しておくのがベスト。
車両保険は乗っているクルマの時価以上の保険金を付けることができません。
自分のカラダを補償する人身傷害補償だって、事故による後遺障害を考えると、ある程度は手厚く備えたいものです。