福岡県の地元っ子が選んだトンコツラーメン1位は親子三代が伝統を守る味
今や九州の郷土料理と言っても過言ではなく、その名を全国にはせているのが豚骨ラーメンだ。
全国どこでも見かけることができるが、それぞれが地域にマッチしたようなアレンジがされているため、なかなか本場の味にたどり着くことは難しい。
そこで今回、九州の象徴ともいうべき豚骨ラーメンのなかでも、地元の方々が選ぶ名店をアンケートして実際に食べてみることにした。
数あるジャンルの中でも有名なのは博多ラーメン。
第二次世界大戦中、博多の屋台で提供したのが豚骨スープのルーツのひとつと言われている。
当時は今のように白濁したスープではなく、豚骨ダシの透き通ったものだったらしい。
長崎ちゃんぽんのスープを参考に様々な工夫が凝らされたそうだが、ある時、三九という店の創業者が誤ってスープを長時間、強火で沸騰させてしまったのだそうだ。
すると、透明どころか白く濁ってしまい、明らかな失敗作ができたのだ。
ところがこのスープ、お客さんに出してみると意外や意外。
瞬く間に売れてしまい、今や九州はおろか、全国にまで広がったのだそうだ。
失敗の中から生まれた豚骨ラーメンだが、せっかく食べるなら地元の人たちのオススメNo.1に行ってみたい。