くらし情報『中国経済の減速が影響、2012年上半期の対中輸出は3年ぶりに減少』

中国経済の減速が影響、2012年上半期の対中輸出は3年ぶりに減少

中国経済の減速が影響、2012年上半期の対中輸出は3年ぶりに減少
日本貿易振興機構(ジェトロ)は20日、「2012年上半期(1~6月)の日中貿易(ドル換算)」を発表した。

それによると、2012年上半期の対中輸出は、前年同期比5.7%減の737億1,942万ドルとなり、上半期ベースとしては2009年以来3年ぶりに減少したことが分かった。

2012年上半期の日中貿易総額は、前年同期比1.1%増の1,650億5,540万ドルとなり、上半期ベースで過去最高、半期ベースで2011年下半期の1,817億6,347万ドルに次ぐ2番目の水準を記録した。

輸出額は、前年同期比5.7%減の737億1,942万ドル。

中国経済の減速に伴う中国国内の需要の伸び悩みにより、一般機械や鉄鋼など原材料の輸出が一部品目を除き落ち込んだことが要因と見られる。

一方、映像機器や乗用車など一部消費財は高い伸びを示している。

輸入額は、前年同期比7.5%増の913億3,597万ドル。

スマートフォンの需要拡大に伴い、引き続き通信機の輸入が増加したほか、ウナギ価格上昇などの影響で食料品も増加。


しかし、日本の内需伸び悩みもあり、伸びは1ケタ台にとどまっている。

対中貿易収支は、日本側の176億1,655万ドルの赤字。

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