北海道のラーメン地図を塗り替える第4勢力「カレーラーメン」の実力とは?
ラーメンは北海道を代表するご当地グルメのひとつだが、地域によってスープの味は異なる。
札幌=みそ、旭川=醤油、函館=塩、というのが定番の勢力図だが、最近ここに第4勢力が台頭してきた。
室蘭の「カレーラーメン」である。
早速その味を確かめてみた。
JR室蘭駅前の商店街にある「味の大王室蘭本店」こそカレーラーメンの震源地だ。
店の佇(たたず)まいは昔ながらの中華食堂といった感じ。
また、店内も同じく昭和の面影を残した親しみやすい雰囲気である。
早速カレーラーメン(700円)を注文してみたところ、とろみのあるカレースープはコクがありつつしつこくなく、後を引くうまさだ。
とんこつをベースに独自の研究を重ねて作り上げた味だという。
そしてめんはやや太めのちぢれめんなのだが、ちぢれ具合が強く、カレースープをしっかりと絡め取ってくれるところがいい。
コシも十分で食べごたえがある。
もちろんカレースープとの相性は抜群だが、同じめんでみそラーメンなども試してみたくなる。
来客のほとんどはカレーラーメンを注文するらしいが、その多くはライスも一緒に注文するという。
ラーメン+ライスという組み合わせは、大食いの人にとって珍しい注文形態ではない。