今年のキーワードは”ゆるリッチ”。スキンケア感覚のヘアケア製品誕生
同社が扱うブランド・ロレッタから9月3日に発売される新しいヘアケア製品が紹介された。
同ブランドは、こだわりを持った大人の女性のために誕生。
使用感はもちろん、香りやパッケージデザインに至るまでこだわりぬかれた高品質がユーザーに評価され、今年で3周年を迎えた。
今回、新製品2種類およびパッケージデザインをリニューアルした1種類の計3種類が新発売される。
発表会は商品イメージに合わせて結婚式場が舞台となり、「プリンセスロレッタ城」を模したゴージャスな演出が施された。
発表会では冒頭、同社の福井敏浩代表取締役によるあいさつが行われた。
「発売当初は7種類だったが、現在は16種類に増えた。
現在はF2層(35~49歳の女性)からのニーズが非常に高まっており、特にリッチな質感が求められている」という。
続いて、新製品の開発背景および製品概要について、同社マーケティング室の担当者より説明が行われた。
同ブランドは3年前の開発当初より、女性に優しい製品にこだわり、パッケージデザインと香り、そして天然成分であることにこだわっている。
また、昨年は重めのスタイルがはやったのに対して、今年・2012年のヘアスタイルのトレンドは軽めで動きのあるもので、スタイリング剤にはベタつかない質感が求められているという。
そのことから今回の新製品は「”ゆるリッチ”ケアライン」というコンセプトで開発された。
今回新たに発売される製品は「ロレッタプレミアムベースケアオイル」(3,990円)、「ロレッタムルムルバター」(2,415円)、「ロレッタヘアバター」(2,415円)の3種類。
「ロレッタプレミアムベースケアオイル」は、『星の王子様』でもおなじみのバオバブオイルを使っていることが特長だ。
「ロレッタムルムルバター」は、アマゾンで採れた保湿成分であるムルムルバターと、バオバブオイル、そしてシアバターを配合しており、ツヤ感を重視したものとなっている。
細い髪質の人にオススメとのこと。
一方、「ロレッタヘアバター」はしっとり感を重視したもので、硬い髪質の人にオススメ。手肌への使用もできる。
ムルムルバターとヘアバターは、ポーチなどにも入れやすい小さなサイズの容器で、気軽に持ち歩くことができ、ヘアケアはもちろん、ハンドクリームとしての使用も可能だ。
さらに、プレミアムベースケアオイルとムルムルバターはオーガニック原料を使用。
プレミアムベースケアオイルとヘアバターについてはフェアトレードの原料を用いており、現地女性の地位向上といった社会貢献の役割も担っている。
同ブランドは、SIM(Salor Interactive Marketing)と言われる方法で、ヘアサロンUn amiとGARDENの開発協力を得て、トップスタイリストや読者モデルなどの意見をコンセプトの段階から取り入れて開発している。
今回の発表会ではUn ami、GARDENの開発協力スタッフによる実演と解説、さらには使用のコツなどもプレゼンテーションされた。
同ブランドは架空の女の子をブランドイメージにしているが、冒頭、まさに少女「ロレッタ」を再現したかのような、欧米系のジュニアモデル3名が登場。
ブロンドヘアに青い目の少女たちの登場に、進行役のUn ami森内雅樹代表から「ちょっと大人目なモデルさんを用意した」と紹介されると、会場内は笑いで包まれた。
森内代表によると、「ヘアバター」は同ブランド立ち上げ時の目玉製品で、発売時には業界内でも挑戦的な、画期的な製品だったという。
あるモデルがシアバターを髪になじませていたのを見たのがきっかけで開発がスタートした。
シアバターには外気の水分を吸収する役割があるが、試作品をサロンスタッフが試した際には、梅雨時だったこともあり、巻き髪を作る時にはハードスプレーよりも使い勝手が良いと好評だったという。
こうした現場のモデルやトップスタイリストの声が忠実に反映されているのも、人気の理由と言えよう。
今回の新製品には、「髪を固める」というより、スキンケアの延長で使ってもらいたいという願いも込められている。
使用上の注意として、3商品とも「つけすぎないこと」が挙げられた。
「ロレッタヘアバター」の場合は、アーモンドチョコレート1粒よりも少なく、小豆(あずき)大程度を取って指先で温めながら溶かし、少量ずつ髪になじませて使用すると良いそうだ。
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