新潟県、越後妻有地区の里山を舞台に世界最大規模の芸術祭開催
新潟県越後妻有地区で行われているのが、3年に一度の国際的芸術祭である「大地の芸術祭アートトリエンナーレ2012」だ。
「人間は自然に内包される」というコンセプトのもと、現代社会の効率化、合理化により環境破壊を引き起こすパラダイムをシフトする契機としようというものだ。
そのため、「非効率」を徹底。
360近い作品を6地域、200集落、約760平方キロメートルという広大な地域に点在させている。
芸術作品を鑑賞するとともに、越後妻有地区の自然豊かな里山の美しさにもふれることができる。
作品の配置場所である6つの地域にはそれぞれ特色がある。
まずは、織物と農業の町、十日町エリアには越後妻有里山現代美術館「キナーレ」がある。
「絵本と木の実の美術館」は廃校になった校舎を修復した美術館だ。
次に、稲作を中心とした地域である川西エリアには光のアーティスト、ジェームズ・タレルの作品世界を体感できる「光の館」がある。
また、ナカゴグリーンパークには芸術祭の作品はもちろん、パターゴルフも楽しむことができる。
さらに、縄文時代中期の火炎型土器が出土したことで有名な沖の原遺跡がある津南エリアには、蔡國強(中国)