四国でお遍路さんになるために必要な準備&アイテムが知りたい!
「四国」と聞いて「お遍路」をイメージする人も多いのではないだろうか。
白装束に身を包んで、四国にある八十八カ所のお寺巡りをする人たちの姿は有名だが、どうして八十八カ所もの寺を巡るのかということはあまり知られていない。
しかも、実は多くの寺をまわる理由は諸説あり、どれが正解かは分かっていないのだ。
四国ではその昔、海の向こうの浄土を目指す修行者が海辺で鍛錬を積み、その周辺を巡っていたことから、”土地やその道”を指す「辺地」・「辺路」が元になって「お遍路」という言葉が使われるようになったと考えられている。
さらに、人間には八十八の煩悩があるとされるが、霊場を八十八カ所巡ることによってその煩悩がひとつずつ消えていき、ついには願いがかなうといわれていることから、多くの人がお遍路を巡るようになったとのいわれもある。
ちなみに四国では、今でも弘法大師が札所を巡っているとされていて、お遍路で札所を巡ることで弘法大師の功徳を得られるといわれている。
そして、こうしたいわれから、四国に残されている弘法大師ゆかりの地や社寺は「番外札所」とも呼ばれている。
いずれにしても、今は「お遍路」というと、”四国のお寺を巡礼すること”を指すことになっているのは確かだろう。