観光のアクセスナビからグルメ、癒しどころまで。大阪駅を徹底攻略!
観光客ならなおのことだ。
そこで、最近リニューアルしたばかりの関西一路線が行き交う大阪駅を、じっくりリポートしてみた。
おいしい駅弁からマストの超人気のお土産まで、これさえおさえておけば、あなたも大阪駅の達人になれるかも!?まずは出口を押さえておこう。
巨大なターミナル駅だからこそ、出口の数も膨大だ。
ここ大阪駅では全部で9個の出口がある。
この数こそ、迷子を生む要因とも言えるのだ。
そこで、まずはこの9個の出口の目的や近隣施設を知っておきたい。
■主要出口とその目的地
中央口ヒルトン大阪、大丸梅田店
中央北口ヨドバシカメラ、スカイビル、大阪駅JR高速バスターミナル
中央南口ホテルグランヴィア大阪
御堂筋北口阪急電車、地下鉄御堂筋線
御堂筋口阪急百貨店、ヘップファイブ、地下鉄谷町線
御堂筋南口大阪市バス
桜橋口大阪四季劇場、地下鉄四つ橋線
南口タクシーのりば
連絡橋口JR大阪三越伊勢丹、大阪ステーションシティ
出口を知っておくメリットは、乗り換えや目的地に迷わずたどり着けるという点がある。
例えば、大阪名物イカ焼きが食べたいのであれば、目指すは阪急百貨店。
それなら御堂筋口、というようにあらかじめ目的と出口をリンクさせるようにしたい。
出口の数もさることながら、乗り場が多いことも迷子の大きな要因のひとつ。
その数だけで11個と、関西随一の数を誇る。
これも行き先と乗り場を、あらかじめリンクさせることで回避するようにしたい。
ただ、広い構内なのでそれでも迷ってしまうこともある。
頭上には大きな行き先表示板で乗り場案内もしているが、改札口にいるJRの駅員さんや駅構内にいる大阪ステーションシティ職員のスタッフに遠慮なく質問してみよう。
■番線と行き先
1番乗り場奈良、和歌山方面、USJ方面、関西空港方面
2番乗り場鶴橋方面
3番乗り場鳥取方面(スーパーはくと)、城崎温泉方面、三ノ宮・姫路方面
4番乗り場三ノ宮・姫路方面、篠山口方面
5番乗り場三ノ宮・姫路方面
6番乗り場宝塚・三田方面
7・8・9・10番乗り場新大阪・高槻・京都方面
11番乗り場 北陸・東海方面特急、東京・新潟・札幌方面寝台特急
例えば大阪駅の2番乗り場からJR大阪環状線外回りの「京橋・鶴橋方面」で約10分、大阪城公園駅で降車すれば、日本3大名城「大阪城」観光がかなう。
オシャレに関心の高い人には、御堂筋北口から地下鉄御堂筋線梅田駅に歩いて移動。
なかもず行きに乗って約5分で到着する、流行の発信地「心斎橋」がオススメだ!ナニワのシンボル・通天閣には昇っとかな!と思い立ったら、1番のりばからJR環状線・西九条・弁天町方面へ。
約20分で新今宮駅に到着するので、東口を出れば目に前には通天閣がある。
新幹線が止まるのは新大阪駅だが、何と言っても栄えているのは大阪駅。
その周辺にはデパートや大型家電店などが密集している。
場所的にも新大阪駅からわずか5分。
新幹線に乗り換えるまでまだ時間があるという時にもオススメの駅と言える。
例えば、「駅ナカ限定食べて分かるこの味堂々発売中!」というコンセプトで売り出し中のお弁当シリーズ「駅食堂」。
新幹線乗車前に、ふっと駅ナカで購入するのもいいだろう。
また、8月31日までの夏期限定オリジナル冷やし麺、「夏麺」も外せない。
「月見おくらなめこ蕎麦」(370円)や「蒸し鶏とバジルの冷製パスタ」(290円)など、暑さをふっ飛ばす涼しげな麺が数種類用意されている。
ガッツリ食べたいという人には、大人気テークアウト「親子丼」(430円)や「厚切りロースかつ丼」(450円)がおススメだ。
またリポート中、駅員さんから「11番ホームには毎日行列ができているんですよ」との、気になる情報を入手。
早速ホームに足を運ぶと、行列の先にあったのは弁当屋「旅弁当大阪」。
旅行客から仕事中のサラリーマンまで、様々な顔ぶれが列を成していた。
なるほど、旅の楽しみのひとつに駅弁あり。
常時15種類以上のお弁当を扱っているというお店のショーケースの前に立ってみると、所狭しとおいしそうなお弁当のサンプルが並んでいた。
スタッフの後藤さんと村田さんがこの日、オススメとして紹介してくれたのは「こてまり」。
3種のおにぎりと焼き魚、煮物などたくさんのおかずが入った和風弁当だ。
「いろんなおかずをちょっとずつ、品目多く味わえるところが、女性客に大好評のようですね」とのこと。お次は「浪花御膳」。
パッケージから通天閣に虎カラーと大阪色が色濃く、ふたを開けても期待は裏切らない!串カツやたこ焼きなどの大阪名物が、季節の炊き込みご飯などと一緒に楽しめるお膳になっている。
「やっぱり大阪の味が楽しめるということで、人気は高いですね」とのこと。
実際に食べてみると、ふわっふわのたこ焼きにソースが絶妙にかかっていて、めちゃ旨っ!!串カツも、ご飯と一緒に食べられるように改良されていて美味だった。
そして意外にも女性人気が高いのは「ステーキ弁当」。
きのこピラフの上にドーンと1枚肉のステーキがのせられた、見た目もボリューム感もリッチな一品。
人気商品なので売り切れない内に入手したい。
最後は、駅弁フェアなどでいつも大人気だという「ひっぱりだこ飯」。
大ぶりなタコにしっとりと焼き上げたアナゴ、そして季節の野菜などのおかず。
それらがタコ漁をイメージするタコつぼ風陶器にずっしり入った、駅弁通にはすっかりおなじみの逸品だ。
陶器は再利用できるので、お土産としても大変喜ばれているのだとか。
駅弁を選んでもまだ時間があるのなら、「時空(とき)の広場」でゆっくりするのもオススメプランのひとつ。
改札を出て突き当たりにあるエスカレーターで最上部まで上がると、目の前に大きな広場がある。
弧を描く巨大な屋根に高い天井、広々とした空間に飾られた大時計が印象的な、人気の待ち合わせスポット「時空(とき)の広場」だ。
適度に風が吹き抜ける居心地のいい空間とあって、カップルやサラリーマンなどが休憩する姿も珍しくない。
リポート中に出会ったリョウタさん(19)とモモコさん(21)も、この広場がお気に入りだそうだ。
お二人は大阪駅すぐの「LUCUA‐ルクア‐」や「HEP FIVE」で買い物をした後に、ここでくつろぐことが多いという。
地元の人イチ押しのニュースポット「時空(とき)の広場」で、駅弁を頰張るもよし。
他にもアトリウム広場やカリヨン広場、風の広場、和らぎの庭など、大阪ステーションシティ内にはホッと一息つけるスペースがまだまだ点在している。
時間にゆとりがある時はぜひ一度、お気に入りの広場を探索してみよう。
また、大人気のお土産やテークアウトといえば、中央改札口を出てすぐの「アントレマルシェ大阪セントラルコート店」はハズせない。中でも大人気なのは「551の蓬莱豚まん」だ。
豚まんが2個320円~ととにかく安い。
大阪土産の定番とも言えるこの豚まんだが、実はシューマイもオススメなのだ。
6個で390円、肉がたっぷり詰まったシューマイは、横浜の某シウマイと比較してもかなり大きい。
店頭で熱々を頰張るのが醍醐味(だいごみ)だろう。
他にも「神戸モリ―ママラスク~波の魔法箱~プレーン」、「点天ひとくち餃子」、「大阪プチバナナ」、「大阪半熟カステロふわんとろん」などなど。
悩まずにはいられない、名物土産の数々がずらりと並んでいる。
観光地としての人気も高まっている大阪。
これから訪れる人はぜひ、見どころや味わいどころもますます増えた、新生「大阪駅」の魅力にも着目してほしい。
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