仙台人気ナンバーワン駅弁「炭火焼風牛たん弁当」に込められた宮城の魅力
食の宝庫・東北だけに、駅弁もまた東北を代表する名物だ。
東北新幹線が青森まで伸びてから、各駅で沿線のおいしい素材を生かした駅弁開発にシノギを削っている。
停車駅のひとつである仙台駅の構内では、仙台名物の牛たんが盛り沢山な「炭火焼風牛たん弁当」が、不動の人気ナンバーワンを誇っているという。
その人気の秘密を調査した。
SLが走っていた昔から、駅弁にはその土地ならではの伝統食材や特産品が使われている。
プラットホームから「弁当~、弁当」という弁当売りのオジさんの声が聞こえると、食欲のみならず旅情さへもかきたてられたものだ。
今日では駅弁だけでなく、空港で売られる「空弁」も人気を呼んでいる。
JR東日本グループの総合外食会社、日本レストランエンタプライズ(NRE)仙台支社の石山さんに、最近の弁当事情について話をうかがった。
「駅弁でも空弁でも、機内や列車の車中で食べるのが当たり前のように思うでしょうが、今は違うんです。
お客さまの中には自宅で待つ家族へのお土産として、また、自宅で炊飯するのは面倒だからと買って帰るという方もおります」そのためか、駅弁は駅だけでなく食品スーパーなどでも販売されている。