牛乳+酸味なのに固まらない!? 奇妙なコラボ商品"レモン牛乳"の謎
ここ数年、テレビ番組でもしばしばフィーチャーされているレモン牛乳(販売名=関東・栃木レモン、通称=レモン牛乳)。
栃木を代表する餃子、とちおとめを追随する勢いなのでは?そもそも、なぜ牛乳にレモンをいれようと思ったのか。
味のイメージができないのだが......。
その謎を解明すべく、レモン牛乳を販売している栃木乳業に突撃調査。
戦後、宇都宮市にあった関東牛乳が、「関東レモン牛乳」の名称で販売を開始したのが"レモン牛乳"のはじまり。
当時は甘いものが大変貴重だったため、運動会などの特別な日に配布されることが多く、子どもたちに大人気だったのだとか。
また、「なぜレモンなのか」という疑問に関しては、はっきりとしたことは分からない模様。
しかしながら栃木乳業ウェブサイト上に抜粋掲載されている2008年付けの日経新聞記事によると、「当時のはやりだったフルーツ牛乳のひとつとして、レモンを選んだのではないか」との説が有力のよう。
その後、2004年に関東牛乳は後継者不足などの問題で廃業。
「関東レモン牛乳」が市場から消えることを惜しむ人々の声に応えるべく、栃木乳業が製法を受け継いで販売している。