この犬はどんな犬!? 犬種を学んでみよう (2) 実は猟犬として人気の高いミニュチュアダックスフンド
胴長短足で、見るからにユーモラスでかわいいドイツ原産の犬種・ダックスフンド(ドイツ語読みではダックスフント)。
この犬種の起源は古く、古代エジプトの壁画にダックスフンドと酷似した姿が描かれています。
現在のダックスフンドは、12世紀頃に基礎犬が作られたと推測されています。
ダックスフンドは、ドイツ語でアナグマを意味する「ダックス(Dachs)」と、犬の「フンド(Hund)」を合わせたもので、その名の通り、当初はアナグマを狩る猟犬として作られました。
特に地下での狩猟に適するよう改良されてきたダックスフンドですが、19世紀頃にアナグマだけではなく、小さな穴に入ってネズミやウサギ、テンなどを狩るために、ミニチュアダックスフンドが誕生しました。
また、この頃からアメリカなど、他国への輸出も行われ、現在アメリカでもっとも人気のある猟犬、家庭用ペットとなっています。
日本では住環境にマッチしたサイズということもあり、絶大な人気を誇ります。
ミニュチュアダックスフンドは、胴長短足の体形で顔は面長、尾は長く、耳は下に垂れる形。
非常に筋肉質で、優れた体力の持ち主です。
体形に似ず、機敏な動きと耐久力とを併せ持った、エネルギッシュな犬種といえます。