航空トリビア (21) 一度は廃れた機内ネットサービス
機内でインターネットが使える時代になってきた。
JALや全日空、シンガポール航空、ルフトハンザ・ドイツ航空などが続々と日本発着の国際線でサービスをはじめている。
アメリカ国内の大手航空会社では一足先に普及し、今や当たり前になっている。
先日、デルタ航空に乗ったときにトライしてみた。
空の上なので接続状態を心配したが、なんの問題もなかった。
もちろん高度1万mの上空で地上の無線LANは使えない。
送信も受信も衛星を介してになる。
アジアやアメリカ、ヨーロッパと地域によって使う衛星は違うものの仕組みは同じだ。
速度が遅くなるようなこともなかった。
考えてみれば機内にいる乗客の人数は決まっている。
都心の花火大会のときのように大人数が一挙にネットにアクセスして通信障害を起こす事態は起こり得ない。
実際、メールもSNSもブログもすこぶる順調に利用できた。
航空会社が提供するサービスではあるが、有料であり、その料金は外部の会社に支払う。
ネットにアクセスする前にクレジットカード決済をする。
プランは搭乗1回きりのものから1週間、1カ月など様々で、よく飛行機に乗る人は長期契約もありだろう。