この犬はどんな犬!? 犬種を学んでみよう (4) 面長フェースのひょうきんもの -ミニチュアブルテリア
■ミニチュアブルテリアの歴史
ミニチュアブルテリアは、その名の通りブルテリアを小型化して作られた犬種です。
イギリスを原産国とし、ブルテリアと同様、闘犬やネズミ駆除のために作られました。
大きさ以外はブルテリアとの違いはありませんが、登録上は異なった犬種となっています。
19世紀初頭、スタンダード・サイズのブルテリアを基礎犬とし、さまざまなサイズの犬が誕生しましたが、その中に「トイ」と呼ばれる体重4.5kg以下の小型のサイズが存在しました。
しかし極端な小型化が災いし、トイブルテリアは20世紀前半には絶滅寸前にまで追い込まれます。
現在のミニチュアブルテリアは、そのわずかな生き残りに、ブルテリアの小柄な個体を繰り返し交配させることで固定化されました。
1939年にイギリスで公認され、アメリカでは大きく遅れ1991年に公認されています。
アメリカでの公認が遅かったこともあり、これまでは大きく注目を集めるには至っていませんでしたが、人気の犬種であるブルテリアのミニチュア版ということで、現在は日本でも人気が高まっています。
■ミニチュアブルテリアの特徴と性格
卵形の頭部とくぼんだ小さな目、面長のユニークなルックスの中型犬です。