母子世帯の平均年収は291万円、14%が生活保護受給--預貯金は50万円未満半数
厚生労働省はこのほど、全国の母子世帯、父子世帯および養育者世帯を対象に実施した「2011年度(平成23年度) 全国母子世帯等調査」の結果を発表した。
同調査は、2011年11月1日に行われ、母子世帯1,648世帯、父子世帯561世帯、養育者世帯102世帯から有効回答を得た。
それによると、母子世帯の平均年間収入(※)は291万円で、平成17年の213万円から78万円減少し、児童のいる全世帯の平均所得658万円の44.2%にとどまることが分かった。
母自身の平均年間収入は223万円、平均年間就労収入は181万円。
また、預貯金額は「50万円未満」が最も多く47.7%だった。
父子世帯の平均年間収入は455万円で、平成17年の421万円から34万円減少。
これを児童のいる全世帯の平均所得と比べると、69.1%となった。
父自身の平均年間収入は380万円、平均年間就労収入は360万円だった。
母子世帯の母の就業状況を調べたところ、80.6%が就業していることが判明。
母子世帯になる前に就業していた割合は73.7%だった。
調査時点の雇用形態を見ると、最多が「パート・アルバイト等」