山形県寒河江市を祭り一色に染める3日間、「寒河江まつり」開催
9月14日(金)~16日(日)までの3日間開催される「寒河江(さがえ)まつり」は、奴町巡りに始まり、流鏑馬(やぶさめ)、寒河江八幡宮例大祭、臥龍太鼓町巡り、神輿の祭典など見どころが多い。
寒河江まつりは、寒河江八幡宮の例大祭に由来する。
寒河江八幡宮の歴史は古く、平安時代後期の1060年、源頼義、義家親子が奥州の豪族安倍頼時、貞任らと合戦した前九年の役で戦勝を祈願したことにさかのぼる。
鎌倉時代になり、大江広元が源頼朝から寒河江荘を与えられ、鎌倉の鶴岡八幡宮の分霊を勧請した。
その後、鎌倉武士の伝統的武芸である流鏑馬が大江氏によって取り入れられたと伝えられている。
現在は山形県無形民俗文化財に指定されている。
流鏑馬が行われるのは、14日及び15日の15:30~17:00、寒河江八幡宮境内馬場で。
15日14:00からは寒河江八幡宮例大祭、太々神楽奉奏が行われる。
奴町巡りは14日、15日の2日間。
寒河江八幡宮奴保存会による「奴行列」が寒河江八幡宮をスタートして街中を練り歩く。
奴行列とははさみ箱、傘、鳳毛(おおとりけ)、白しゃげ馬、黒しゃげ馬で構成された行列だ。
臥龍太鼓町巡りは寒河江市内で15日、16日の2日間。