2012年9月10日 12:30
セブン銀行、海外でのATM展開本格化へ重要な一歩 - 米ATM運営会社を子会社化
セブン銀行は6日、Marlin Equity Partners(米国カルフォルニア州を本拠とし、運用資産が10億米ドルを超えるプライベートインベストメントファーム)を主要な出資者とするFCTI Holdings,LLC(以下Holdings)との間で、Holdingsが保有するFinancial Consulting&Trading International(以下FCTI)の全発行済株式を同社が取得することに合意し、株式売買契約を締結したと発表した。
取得の実行日については、関係当局への必要手続などの完了を前提として、2012年10月1日頃の予定。
同件の株式取得等に伴う同社の投資総額は、約130百万米ドル(約101億円)。
また、この株式取得後、同社はFCTIの議決権の100%を保有し、FCTIは同社の連結子会社になるという。
背景および目的セブン銀行は将来における成長分野として、国内市場における経験を活かした海外ATM展開を検討してきたが、米国市場はATM運営事業に関する世界最大の市場であり、かつ事業運営に必要なインフラが整っている有力な市場と位置付けている
FCTIは米国におけるATM運営専門会社として大手の1社であり、ATMを自社で所有することで手数料設定を主体的に管理できるビジネスモデルを特徴とし、全米展開する大手の小売業者との取引関係を背景として安定的な収益力を有している。