沖電気工業の格付を「BB-」に格下げ、「財務基盤が一段と弱体化」 - R&I
格付投資情報センター(R&I)は11日、沖電気工業の格付をBB-に変更したと発表した。
R&Iによると、沖電気工業は11日、プリンター事業における海外連結子会社の不適切な会計処理に関して外部調査委員会の調査報告を発表。
「修正による純資産の減少額は244億円にのぼり、もともと改善が課題であった財務基盤が一段と弱体化する」(R&I)。
プリンター事業の実態的な収益力も見直さざるを得ないとしている。
R&Iでは、以上を踏まえ、発行体格付をBB-に、コマーシャルペーパー(CP)の格付をbに変更した。
今回の問題による資金調達への影響や収支・財務の動向を見極める必要があると判断し、発行体格付は格下げ方向のレーティング・モニターに指定した。
CPの格付はモニターの対象としない。
【拡大画像を含む完全版はこちら】