福島・宮城県境のJR常磐線駒ヶ嶺~浜吉田間、2014年春の工事着手をめざす
JR東日本水戸支社・仙台支社はこのほど、東日本大震災で大きな被害を受けた常磐線相馬~亘理間のうち、駒ヶ嶺~浜吉田間の復旧計画について発表した。
常磐線原ノ町駅以北では現在、原ノ町~相馬間と亘理~仙台間で特別ダイヤによる運行が続けられている。
バス代行輸送が行われている相馬~亘理間については、「まちづくりと一体となった復旧」を進めることに。
うち浜吉田~亘理間は現位置で復旧工事が行われ、2013年春に運転再開予定となっている。
駒ヶ嶺~浜吉田間は線路を移設して復旧する予定で、このほど関係機関との調整がおおむね整ったことから、用地取得を前提に2014年春の工事着手をめざすことになった。
新地駅の手前(駒ヶ嶺駅側)から現行ルートより山側へ線路を移設し、新たに設置される新地駅、坂元駅、山下駅を経て、現行ルート上にある浜吉田駅へ至る計画となっている。
運転再開までに要する期間は工事着手から3年程度を見込んでおり、現位置での復旧となる相馬~駒ヶ嶺間についても、駒ヶ嶺~浜吉田間と同時期に運転再開する予定。
具体的な運転再開の時期はあらためて告知するという。
JR東日本水戸支社・仙台支社は、「工事着手に向けて、引き続き関係自治体と連携し、早期復旧に向けて取り組んでまいります。