2012年9月6日 10:21
東京OL、沖縄に移住しました (5) 沖縄での仕事が決まったものの…気持ちは揺らぐ
沖縄での就職を考え始めてから1年と数カ月。
株式会社レキサスから内定の連絡があったときは、本当に嬉しかった。
その理由は、単に「仕事が見つかったから」というものではない。
当初から大切にしていた「組織目標と自己目標の一致」「組織と自己、互いの成長」がここであれば大いに実現できる予感がしたからだ。
正直言えば、ちょうどそのころ勤めていた会社でもまた、本社に異動したばかりのタイミングで、挑戦しがいのある仕事をしていた。
文化や風土も好きな大企業で働き続けるのか、沖縄という未知の土地で新たな挑戦をするのか、迷いが全くなかったわけではない。
家族や友人といった周囲の人たちに心配されればされるほど、決断が揺らいでいったのも事実だ。
しかし、ある一つの思いだけはやっぱり消すことができなかった。
6年前、たまたま計画した旅行ではまった沖縄。
それ以来、美しい海に感動するかたわら、基地問題を中心に政治や経済問題などで心を痛める場面も多かった。
そんな沖縄に対して、「どんな小さなことでもよい、私にできることはないだろうか」と考えた。
そんな思いを抱きながら進めてきた転職活動を振り返れば、いま自分のキャリアが求められているのだから、飛び込んでみるしかないと思えた。