神奈川県の梅の名所、横浜市磯子で「梅の種飛ばし」と「うますっぱ顔」大会
今年区制85周年を迎えた横浜市磯子区。
9月30日(日)、区内各所で「第36回磯子まつり」が行われる中、磯子センター体育館では「いそご梅の種飛ばし大会」(開催時間11時30分~14時00分)と「『うますっぱ顔』自慢大会」が開催される。
江戸時代から明治時代にかけて、梅の開花シーズン中には、遠くからも多くの観梅客が訪れにぎわった杉田地区(現磯子区)。
梅干しの生産も盛んだった。
歌川広重の浮世絵「武州杉田の梅林」には元禄年間で杉田に3万株あったといわれる梅が描かれているほど、梅の名所として知られていた。
その名残は区内の岡村梅林、洋光台西公園、根岸森林公園など各所で見ることができる。
こうした背景もあり、梅の木は、1987年の区制施行60周年を機に、磯子区の木に制定。
区の木である梅をもっと区民に親しんでもらおうと、昨年初めて開催されたのが「いそご梅の種飛ばし大会」だ。
この大会のルールは極めて簡単。
梅干しを食べて、種を口から「ぷぅ!」と飛ばす。
その距離を競うもので、誰でも参加できる。
昨年は男性、女性、子どもの3部門に計33人が出場した。
記録は男性の部(中学生以上)