愛知・名古屋で大人気「つけてみそかけてみそ」はヒット商品となりえるか?
名古屋メシを一言でいうと、奥さんの手料理「ウチメシ」よりも、飲食店で食べる「ソトメシ」が圧倒的に多い。
理由はシンプル。
「作るのが面倒」だからだ。
みそカツを本気で作ろうとすれば、肝心のみそダレを一から作る必要がある。
頻繁に食べるならともかく、毎回1食分を作るのは超大変。
という訳でソトメシ中心となるのは必然的なことなのかもしれない。
そんな名古屋の食文化に革命をもたらしたと言える商品が、ナカモ(愛知県清須市)が発売した万能みそ「つけてみそ かけてみそ」だ。
1997年に発売されたこの商品は、発売元が自社サイト上で「名古屋人なら、知らぬ人はいない」と豪語する看板商品。
そのまま料理にかけるだけで、あら不思議。
「どんな食べ物も伝統的な名古屋メシに大変身!」というスグレモノである。
少々古い話題だが、2007年、テレビの某バラエティー番組にタレントの香里奈が登場した。
その番組は、名古屋出身の彼女が「自分流名古屋メシ」を紹介するというもの。
すると彼女はおもむろに「つけてみそかけてみそ」を取り出し、「豆腐につけて食べる」「ご飯にかけて食べる」という料理を披露。
手料理とは到底言いがたい単純なものだった。