「『柿の種』のパッケージデザインが類似」、亀田製菓が東京地裁に訴訟提起
亀田製菓は19日、同日付で、宮田及びレスペに対して、商品の製造販売の差止め等を請求する訴訟を、東京地方裁判所に提起したと発表した。
亀田製菓は、昭和41年(1966年)に「ピーナッツ入り柿の種」を発売。
昭和52年(1977年)には6分包の個装を大袋に詰めた商品(以下「同社製品」)を「フレッシュパック柿の種」という商品名で発売し、その後、商品名を「230g亀田の柿の種6袋詰」に変更し、現在まで製造・販売を継続してきた。
同社によると、平成6年(1994年)以降、同社製品について、現在の配色を基調としたパッケージデザインを採用し、平成17年(2005年)から現在まで販売している同社製品のパッケージデザインもそれに基づいたデザインを採用している。
これに関し、亀田製菓では、宮田が平成23年9月から企画・販売し、レスペが製造している「柿の種ピーナッツ」という商品名の6分包の個装を大袋に詰めた商品(以下「相手方製品」)のパッケージデザインが、同社製品のパッケージデザインと類似しているとし、「顧客が相手方製品を当社製品と誤認するおそれがあると思料している」(亀田製菓)。
亀田製菓は、宮田及びレスペに対し、相手方製品の販売の中止及びパッケージデザインの変更等を求めてきたが、両社がこれに応じず、相手方製品の販売を継続しているとし、宮田及びレスペに対して、訴訟を提起した。
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