2012年9月24日 12:24
誰もが気持ちよく過ごせる街を目指す。神戸南京町で”分煙タウン化”が進む
9月30日(旧暦の8月15日・十五夜)は、中国の三大節句のひとつ、「中秋節」である。
月を愛で、秋の収穫を祝って地の神様を祀る節句のことであり、全国の中華街では獅子舞や龍の演舞などで盛大に祝うという。
神奈川県・横浜、兵庫県・神戸南京町、長崎県・長崎新地は、「日本三大中華街」といわれ、中秋節には多くの人が訪れる。
中でも、神戸・南京町では、分煙化を推進しており、訪れたすべての人が気持ちよく過ごせるための取り組みを行っているという。
今年3月、南京町のある兵庫県では、受動喫煙防止条例が成立した。
これにより、官公庁や病院、学校といった施設は全面禁煙に、百貨店やスーパー、大型の飲食店(客席面積が100平方メートル超)なども、喫煙室の設置による分煙が義務化される。
また、小規模の飲食店に関しては、店頭に喫煙可能表示をすることで喫煙を認められる。
同様の条例は神奈川県に続き、2例目という。
条例成立以前から、南京町では南京町商店街振興組合が中心となり、独自に「分煙タウン化」を目指す取り組みをスタートしている。
まずは、飲食店の店頭に喫煙環境を知らせるステッカーを表示した。
店の状況に応じて5種類のデザインを用意し、それぞれ喫煙・分煙・禁煙が一目でわかる。