ムシ歯はもちろん、インプラントにも対応。歯科治療費を補償する”歯の保険”

9月24日、エース損害保険による新商品「歯の保険」の記者説明会が行われた。
この保険は、10月1日より発売。
日常の歯科治療にかかった費用を補償するものとしては、日本国内の損保業界では初の商品化(同社調べ)となるという。
商品開発の背景には、年々増大傾向にある、日本人の歯の健康への意識の高まりがあるとのこと。
説明会の参加者も多く、画期的な商品として注目が集まった。
近年、歯の健康を意識する人が増えていることから、国内の歯科疾患は減少・軽症化の傾向にある。
とはいえ、厚生労働省によれば、歯科分野における患者数は1日あたり130万人超(平成20年 患者調査)となっており、満20~54歳でムシ歯のない人は、わずか2.3%程度(平成23 年歯科疾患実態調査)しかいない。
さらに、口腔衛生に関する学会誌の調べでは、1年のうちに3割以上もの人が、歯科疾患が原因で仕事や日常生活に支障をきたしたことがあると回答している。
今回の説明会の冒頭、同社の代表取締役社長兼CEOのジェフ・ヘイガー氏は「我々のすべての商品開発は、マーケットのニーズに焦点をあてるところからスタートします」と語った。