2012年9月7日 22:17
ハーモニカを聴きながらゆく、静岡の大井川鉄道・SL蒸気機関車のレトロ旅
静岡は大井川に添って走る大井川鉄道は、SL(蒸気機関車)がシュポシュポとゆっくり運行する姿を見ることができる、レトロ感満載の鉄道だ。
鉄道ファンはもちろんのこと、子ども連れのファミリーまで幅広い層に愛されている。
ところでこのSL、果たしてどんな乗り心地なのか?(自称)鉄道好きのライターとして、乗らずして語るワケにはいかない。
ということで実際に乗車してみることに。
大井川鉄道は金谷駅(島田市)から井川駅(静岡市)までを結ぶ全長約65キロの鉄道路線で、その内SLが走るのは新金谷駅(島田市)~千頭駅(川根本町)間の約30キロ。
SLの運行本数は日によって異なるが、1日数本が往復している。
所要時間は片道約1時間30分。
運賃は大人片道1,720円+SL急行料560円が必要だ。
同鉄道広報担当の山本豊福さんによれば、この鉄道はもともと、大井川上流のダム建設の資材を運んだり、山間部でとれる木材を運んだりする鉄道だったそうだ。
利用者数の減少を食い止めるべく、昭和51年(1976)からSLを導入し、観光路線にシフトしたという。
C56形やC11形など昔懐かしい4台のSLはもちろん、それ以外の車両も京阪や近鉄などの「昭和電車」