ずっと独身でいるつもり? (8) 「えり好み」はいけないこと?
「結婚できない」というと、いかにも「売れ残り」というイメージで見られます。
かくいう私も、この連載で「結婚できない」という悩みをブチまけているせいで、そのような先入観で人から見られることも多いです。
そういう先入観を持った人たちと実際に会うとどうなるかというと、こんなことを言われます。
「えー、なんで結婚できないの?すぐできそうじゃない!」
「言いよってくる男はいるんでしょう?好みがうるさいだけじゃないの?」……「ぜんぜん結婚できる能力あるじゃないの!」とホメられているのだということはわかります。
好意、善意で言ってくれているのだとも(ありがとうございます)。
でも、実際に結婚できそうな気配すら感じられない身にとって、そういう好意的なセリフに対し「そんなことないですよ~!」「ホントに全然、彼氏とかいなくて!」と惨め過ぎる現実を主張するのは、かなりこたえるものがあります。
こういったやりとりをしていて「あれ?これは何かに似てるな」と感じたことがあります。
それは「就職活動」です。
「就職が決まらない」「仕事が見つからない」と悩んでいる人に向かって投げかけられる言葉と、独身の人間に投げかけられる言葉は、とてもよく似ているのです。