20、30代の男性型脱毛症(AGA)治療患者が急増! 治療法の実態とは?
日本毛髪科学協会は毎年10月20日を「頭髪の日」と定めている。
頭髪の日を前に、頭髪治療専門の城西クリニックは、同クリニックの来院者数をはじめ、薄毛のメカニズムや治療法など、頭髪に関する情報を公開した。
同クリニックによると、思春期以降に徐々に髪が薄くなる男性型脱毛症(以下AGA 、後述)の人は全国で1,260万人という。
頭髪治療を13年間行ってきた同クリニックの来院者数も年々増える傾向にあり、過去6年間で約1.7倍に増加した。
来院患者の約6割は20代、30代で、薄毛を気にする若年層が多いことが明らかとなった。
AGAの原因は、男性ホルモンの「テストステロン」が脱毛を促す「ジヒドロテストステロン」に変化し、髪の成長期を阻害することと考えられている。
症状の特徴としては、徐々に額が後退するや頭頂部が薄くなるなどが挙げられ、約40%の男性が20代前後から35歳までに何らかの症状を感じるという。
症状はまず額の生え際や頭頂部の髪が細く短くなり(軟毛化)、徐々に薄毛(うす毛)が進行する。
発症年齢や進行には個人差があり、一般的に「遺伝」と「男性ホルモンの影響」が考えられている。