2012年10月4日 12:17
8月の製造業の残業時間、15カ月ぶり減の13.8時間--9月給料に影響の可能性大
厚生労働省はこのほど、8月分の毎月勤労統計調査(速報)の結果を発表した。
それによると、残業時間などを示す製造業の所定外労働時間は前年同月比2.7%減の13.8時間となり、1年3カ月ぶりに減少したことが明らかになった。
8月の平均総実労働時間(1人あたり)は、前年同月比0.9%減の144.3時間。
総実労働時間のうち、所定内労働時間は同0.9%減の134.5時間、所定外労働時間は同0.9%減の9.8時間となった。
また、製造業の所定外労働時間を季節調整値で見た場合、前月より4.7%減少したことが分かった。
9月給料に影響した可能性が大きい。
総実労働時間を就業形態別に見てみると、一般労働者は前年同月比0.6%減の165.2時間、パートタイム労働者は0.4%減の92.0時間だった。
平均現金給与総額(1人あたり)は、前年同月比0.2%増の27万4,359円。
現金給与総額のうち、決まって支給する給与(定期給与)は、同0.3%増の26万1,723円、所定内給与は同0.1%増の24万3,502円となった。
また、残業代や休日出勤手当などを示す所定外給与は同2.7%増の1万8,221円、ボーナスなどの特別に支払われた給与は同1.1%増の1万2,636円。