9月の小売業販売額、前年同月比0.4%増だったが…”自動車小売業”は1.6%減
経済産業省サービス動態統計室は29日、2012年9月分の商業販売統計速報を発表した。
それによると、9月の商業販売額は40兆9,970億円で、前年同月と比べて3.5%減少したことが分かった。
業態別に見た場合、卸売業は同4.8%減の30兆3,820億円、小売業は同0.4%増の10兆6,150億円だった。
なお、商業販売額の季節調整済前月比は1.5%減、卸売業は同1.1%減、小売業は同3.6%減となった。
卸売業について業種別に見ると、各種商品卸売業が前年同月比10.5%減、繊維品卸売業が同7.9%減、農畜産物・水産物卸売業が同7.7%減、化学製品卸売業が同7.3%減、鉱物・金属材料卸売業が同5.7%減、家具・建具・じゅう器卸売業が同5.5%減、医薬品・化粧品卸売業が同3.9%減、機械器具卸売業が同3.6%減、その他の卸売業が同3.0%減、食料・飲料卸売業が同2.9%減、衣服・身の回り品卸売業が同2.0%減となった。
一方、建築材料卸売業は同3.4%増加した。
大規模卸売店販売額は前年同月比7.4%減の9兆1,600億円。
商品別では、鉱物が同32.2%減、その他の輸送用機械器具が同29.5%減、非鉄金属が同26.4%減、家庭用電気機械器具が同18.9%減、鉄鋼が同18.2%減となった。