2012年10月31日 11:07
ベテランFPが”こっそり”教える、知ってトクする保険の話 (9) 1990年代半ばまでに入った保険はお得な「お宝保険」
こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの中村宏です。
『ベテランFPが”こっそり”教える、知ってトクする保険の話』では、今回、Q&A方式で生命保険や損害保険に関するお役立ち情報をお伝えします。
今回は、20年以上前に保険に加入した方からの質問です。
【Q】就職後すぐ1991年1月に入った個人年金保険(年払保険料65,449円)と、1994年1月に入った養老保険(年払保険料312,000円)があります。
保険料が高いので見直しをしたいと思っていますが、どうしたらいいでしょうか?(45歳男性既婚)【A】この期間に加入した個人年金保険や養老保険などの貯蓄性の高い保険は、「お宝保険」とも呼ばれ、予定利率がとても高い保険です。
保険料の負担が生活に支障を及ぼさないのであれば、有利な「貯蓄」になるので、できるだけ続けたほうがいいですね。
この方の保険の内容をもう少し詳しくみてみましょう。
まずは「個人年金保険」。
37年間に支払う保険料の総額は、65,449円×37年間=約242万円になります。
それに対して、60歳からの10年間で受け取る年金の総額は、65万円×10年間=650万円です。