岐阜県の「各務原キムチ」は一味違う! まちおこしを担う美味なるキムチ
昨今、全国各地でうまさと個性を競って様々なオリジナルキムチが誕生している。
中でも、岐阜県各務原(かかみがはら)市でまちおこしのための一品として生まれた「各務原キムチ」は珍しい特徴があるのだとか……。
「各務原キムチの特徴は、第一に各務原市の特産品であるニンジン、そして松の実が入っていることです」。
そう語ってくれたのは、市の観光文化課内にある「キムチ日本一の都市研究会事務局」の西村さん。
同事務局は、各務原キムチの総元締めである。
しかし、ニンジンは各務原名物だから分かるとしても、なんで松の実なの?なんか妙にエスニックな気がしてしまう。
「松の実は各務原市と姉妹都市提携を結んでいる、韓国の春川(チュンチョン)市の特産品なんですよ」。
西村さんが答えてくれた。
西村さんによれば、各務原市は1999年からキムチ漬け講習会を開くなど、もともとキムチ作りに熱心な町だったようだ。
さらにタイミングよく2003年、韓国の春川市と姉妹都市提携を結んだのだ。
ここで「春川市」というキーワードにピンときた人は、筋金入りの韓流好きだろう。
何しろ春川市は、かの「冬のソナタ」のロケ地として、冬ソナファンの間では知らぬ者はない韓国ドラマの聖地である。